史実上古代エジプト以来の世界最大の黄金像 [ロンドンのイベント]
英国内の有名な彫刻家の作品が展示されている。
アントニー・ゴームリー作の
エンジェル・オブ・ザ・ノースの縮小像が
博物館エントランス付近に展示されていたりするけれど、
とくに注目されているのは世界最大の黄金像と言われている
マーク・クインによる英国を代表するモデル、
ケイト・モスの3億円の黄金を使った
予想取引価格が20億円とも言われる黄金像。
今日の出来事 美しさを追求したとか・・・あらゆる意味で眩しすぎて、目眩でくらくら。 |
シティーの歴史を今にひっそり語るセントメアリー・アックス・とセント・エセルバーガーズ・センター [ロンドンのイベント]
ノーマン・フォスターデザインのエコでハイテクな超高層ビル。
セント・エセルバーガーズ・センターは平和のためのセンターだけれど、
1992年以前は全く違った場所であった。
ガーキンの建てられている場所は歴史的にも経済的にも重要な
バルチック海運取引所があり、ロンドンのシティーを代表する
中心的シンボルであったが1992年に250年を祝うことなく、
IRAの自動車爆弾により爆破され再建不能となった。
翌年1993年にはビショップスゲート爆弾テロがあり、
シティーに唯一残る中世に建てられた500年の歴史を持つ
セント・エセルバーガーズ教会を粉々にした。
2000億円近い被害をもたらしたIRAの自動車爆弾テロは
多額の費用と歴史的建造物を失ったが、
バルチック海運取引所は近代的な超高層ビルに
セント・エセルバーガーズ教会は4億円をかけ可能な限り復元した。
古代バビロニア帝国時代、紀元前1200年から続く世界最古の一神教 [ロンドンのイベント]
どこからともなく現れたシュメール人による文明メソポタミアは
エジプト文明以前に文字を持ち、車輪を発明し、乾電池を使って金属をメッキし、
この時代にすでに遺伝子組み換えによる農作物の品種改良を行っていた。
信じられないほど高度な文明を誇っていたがバビロニアの支配を受けて消滅したが、
メソポタミアに続くバビロニアは有名なバベルの塔を煉瓦とアスファルトで固めて建築し、
世界7不思議に登場する空中庭園を築くなどシュメール人譲りの高度な文明を誇っていた。
そんなバビロニア時代に教祖を持つ現代的な宗教として確率されたのがゾロアスター教。
(ちなみにユダヤ教やキリスト教の始まりであるモーセは紀元前1280年。仏教は紀元前500年)
そんなゾロアスター教の欧州本部がロンドンにひっそりと存在する。
1936年にThe Grosvenor Cinemaという映画館だったゾロアスター教の欧州本部は
象の鼻とよばれるアールデコの美しいデザインで歴史的建造物に指定されいたが、
末期にはパブとして利用されていたものの廃業し建物のダメージが酷いまま放置されていた。
ゾロアスター教は2000年に約4億円をかけてそんな映画館を修理し当時の美しい姿を復元した。
今日の出来事 今日はオープンハウスという普段入れない建物に入れる日だったので興味深いゾロスター教へ潜入。意外に中が普通の映画館のままだったので残念。いや。すばらしい。 ゾロアスター教の人の話では建物に対して尊敬があるために当時のまま再現しました。とのこと。 迫害の歴史を持ちながらも他の文化にも尊敬を持つあたりゾロアスター教の善の神の勝利を垣間見る |
毎年夏に2カ月間開催される世界最大のクラシック音楽フェスティバル [ロンドンのイベント]
ロンドン郊外の、のどかなホップ農園で毎年開催される過激な展示会 [ロンドンのイベント]
「戦争と平和の展示会」は世界最大の軍事車両の展示会で
一般人が持つ大戦当時から現代までの軍事車両が展示される。
飛行機や戦車まで歴然と農園に並ぶ姿は唖然とするのだけれど、
もっとも圧巻なのは第二次大戦を再現した模擬戦闘。
観客席からすぐの場所で軍人らによる本格的な演習が始まり、
空砲ながら戦車が火を噴く姿は戦争というものを直に感じさせる。
今日の出来事 「戦争と平和」といえばトルストイ。戦争と平和いうものを赤裸々に語るという意味ではこの展示会はトルストイに通じるものを感じるけれど、軍隊による勝利は真の勝利と呼べないという皮肉を感じるのはイギリスのブラックユーモアに慣れすぎた為か。。。 |
セックス・ピストルズとグスタフ・マーラー第8番とバイオリン [ロンドンのイベント]
セリーヌ・ディオンとの共演後、惜しくも解散してしまったクライズラー&カンパニー。
4歳からクラシック一筋、マーラー第8番が大好きなロックも知らない青年が
ビートルズを超えていきなりセックス・ピストルズに出会うと
クラシックがロックになってしまうようだ。
もっともバイオリンがクラシックの域を超えて楽器として成り立つのは、
葉加瀬氏の非凡な才能が成し遂げるのだろうけれども。
今日の出来事 そんな葉加瀬氏のロンドン2回目のクラシック公演を聞きに。 もちろんメインの演奏もだけどアンコールのサービスは特に最高。 クライズラー&カンパニーを思い出すような独特のバイオリンの音がやっぱり好きだ。 |
6月にアスコットの広大な丘で行われるイギリス王室主催の競馬 [ロンドンのイベント]
もう初夏も訪れ日差しに恵まれながらも今日はなぜか肌寒い中 [ロンドンのイベント]
世界では野球よりもクリケットのほうが比較にならない程有名で
サッカーに次ぐ世界第2の競技人口を誇るスポーツといわれ、
毎年100カ国以上の国々が参加する世界大会も行われているのだけれども、
残念ながら日本に住んでいるヒトには全くなじみがないだろうか。
野球のオリジナルになるクリケットはそれでも野球と多くが異なり
世界大会用に1日に限定した試合でも6時間以上にもなり、
途中にティータイムが入るなど優雅な紳士のスポーツと呼ばれている。
だけれども1イニングも3時間以上になり凄まじい精神力と
説明するには本1冊は軽く書けそうな程複雑なルールに
野球の硬球並に堅いボールを素手で受けなければならないなど、
実際のプレーヤーには並々ならない精神力が必要だと思える。
そんな過酷なワールドリーグ初出場に日本代表が駒を進め
ロンドンで試合をするというのだから応援に行かないわけに行かない。
今日の出来事 残念だけど日本代表は地元クラブにわずかで負けてしまった。 野球に飽きたヒトはクリケットを始めるなんてどうだろうか。 億を稼ぐコトは出来ないかもしれないけれど、 世界に日本初優勝の名声を残すことは可能性が高いかも知れない。 |
それが今のチベットを表すかのように春だというのに雪が舞い落ちる中 [ロンドンのイベント]
今日、ロンドンでは北京オリンピックの為の聖火リレーが華々しく行われたが、
その反面、途中チベット弾圧に抗議する人が消化器をまくなど混乱が耐えなかった。
そんな中、中国政府による暴力とチベットの自由を訴えるチベット人や
賛同する支援者と共にチベットの自治を求めるデモ行進がロンドンで行われ、
ロンドン中に「フリー・チベット!チャイナ・アウト!」
(中国は出て行け!チベットに自由を!)とチベットの叫びがこだました。
元旦はフリーパス [ロンドンのイベント]
あけましておめでとうございます。
新年早々ブログを訪問いただいてありがとうございます。
今年もみなさまにとってよい年でありますように。
ロンドンの交通網はいい加減なんだけれども
地下鉄が網の目のように張り巡らされ、
電車の最後尾が駅を出たときには次の駅に
電車の頭が到着しているのではないかと思えるくらい
駅が近くにあるほど駅が多く、
さらに12時過ぎの終電に乗り遅れても、
24時間走っているナイトバスのおかげで、
日本よりも便利な面もあったりする。
そんなロンドンの公共交通機関が
元旦の1日だけ乗り放題のフリーパスとなる
すごいサービスが毎年大判振る舞いされている。
今日の出来事 エアコンすらないのに地下鉄初乗り1000円というとんでもない大ケチなロンドン交通局が大判振る舞いするはずもなく、毎年気前のいい企業がスポンサーとなってみんなの料金を肩代わりしてくれている。 そんな景気のいい今年の企業は銀行のようで、サブプライムローンの影響など微塵も感じさせないあたりさすが紳士の国。 |
ポピーの花咲く時 [ロンドンのイベント]
イギリスの戦没者追悼日は11月11日の11時で
この日が近づくと胸に赤い花をつけた人をよく見かけ、
各地で英国在郷軍人会の募金活動が各地で行われている。
この赤い花は英国在郷軍人会の募金活動のシンボルでポピーの花。
そして戦没者追悼日はリメンバランス・デー(Remembrance Day)と呼ばれ、
第一次世界大戦の休戦協定が結ばれた日ながらも
第二次世界大戦を含む以降の戦争を含めた戦没者追悼日であり、
ビックベン近くの慰霊碑に女王陛下も参列してポピーの花輪が献花される。
ポピーがシンボルになったのは戦没者への募金を集めるために
赤いポピーを売ったのが始まりとも言われ、
また、第一次世界大戦最後の激戦区フランダースで多くの兵士が命を落とし、
その後、かつてないほどに多くのポピーが花咲いたという。
今日の出来事 教会でも戦争の話を交え戦没者の為の追悼が行われ、家の近くでも道路を封鎖して戦没者追悼式典が行われた。 この式典にもう新しい戦争が追加されない事をただ…只祈る。 |
英語の日本演劇 [ロンドンのイベント]
ロンドン東部アコーラ シアターで
10月23日より11月10日まで上演されている
THE FACE OF JIZO(邦題:父と暮らせば)は
英国在住の日本人役者の劇団「一座」による旗揚げ公演で
「アイズ ワイド シャット」や「ラストサムライ」にも出演した
伊川東吾氏の演出による英語演劇。
「父と暮らせば」は井上ひさし氏原作で
映画化もされているので知っている人も多いかも知れないけれど、
ネタバレしない程度で軽く触れると、
広島の原爆で生き残った恋に踏み込めないヒロインを
父親が娘の恋を応援しながらも恋の悩みに隠された
娘の本当の悩みにだんだんと観客と共に近づき、
最後にとんでもない結末を迎えながらも、
ヒロインは最後に生きる道を見つけ出すという切なく悲しくも
明るく希望のあるなんとも複雑なストーリー。
リンク:Arcola Theatre
今日の出来事 演劇らしい演劇は初めて、それも英語で。 素人でぜんぜん演劇の世界は知らないけれど、ストーリーと結末の驚きだけでも芸術的で美しい上に役者の演技と間近で語る迫力はメッセージを何倍にも感じさせ、なにより美しい。 演劇から感じる漲るエネルギーはどこから来てわたしのどこへ伝わっているのだろう。終劇後感動してしばらくそのまま座ったままだった。 |
ケルト文化 [ロンドンのイベント]
イギリス北東部のアイルランドやスコットランド、ウェールズの
ケルト民族の収穫祭を当時新興宗教であったカトリックが
布教のために取り込んだものともされているハロウィンは
死者の霊が家族を訪ねるとされているケルト文化の暦で大晦日にあたる
10月31日に行われ訪ねてくる死者の霊から身を守る為に火を炊いたと言われ、
遠いのになぜか日本のお盆の風習に似ているのが不思議。
ケルト文化は他にも「蛍の光」が有名だけれども
これもなぜか日本人にあった曲調であったり、
伝統的なケルトの組み紐の模様も
日本の伝統工芸の組み紐に通じるモノを感じる。
今日の出来事 そんなハロウィンパーティーへ参加。深夜まで大騒ぎをしたけれども近所迷惑ではないだろうかと人の家のコトながら少し心配。 でもクリスマスは家族でひっそり過ごす為にこの日が最も羽目を外せる時かもしれない。 |
声楽 [ロンドンのイベント]
アートエキシビション [ロンドンのイベント]
見本市でビジネス色の強い昨日の100%デザイン・ロンドンに比べ
今年から始まったアート色の強いエキシビション、テント・ロンドンは
イーストロンドンのオシャレなブリックレーンに構える広大な
トルーマン・ブルーワリーのビール工場跡で20〜23日まで開催された。
300以上のアーチストや企業が参加する会場は企業などが参加し
メインとなる会場や新卒の学生を対象にした会場など、
いくつかのテーマで部屋や建物を分けられて開催され、
日本からも平和を願う非営利プロジェクトRetired Weapon(www.retired.jp)や、
映像を手がけるスタジオWOW(www.w0w.co.jp)も設立10周年をテーマに参加していた。
今日の出来事 プロジェクタの映像をスクリーンの裏から当てスクリーンに映る映像とスクリーンとプロジェクタの間に立つ人と花瓶の実際の影をうまく利用したWOWの映像パフォーマンスや兵器に花が咲いたRetired Weaponの斬新さを見ていると日本のアートの完成度の高さをあらためて感じ励まされる。 また、ちょっと気になるデザイングループUnlockedも参加。 |