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10月末なのに空から舞い降りてきたのは落ち葉ではなく [ロンドンでの日常]

なんと10月では30数年ぶりらしい雪。

ロンドンは夏は短いけれど雪は年に数度、それも一番寒い2月くらいに降る程度。
なのに今日のロンドンの夜には雨に交じって雪が舞い落ち少しつもっている。
地球温暖化で北極の氷が異常な量が溶けるほど暖かくなっているはずではないのだろうか。


今日の出来事
ともかく異常気象なのだろうかそれもとこれこそ本来のロンドンで今までが異常気象だったのだろうか。
どちらにしても家の外から喜んでいる人の声が聞こえるだけ平和な事なのだろう。
ちなみにロンドンに住んでいると赤道付近に住んでいる人は雪を見るとすごく喜んでいたりする。
コッチは雪なんて降って欲しくないのだけれど、なんだか寒さを忘れて微笑ましい。


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ロンドンに100年に一度と言われているかつてない程の世界恐慌が吹き荒れて [ロンドンでの日常]

イギリス政府が国内大手銀行3社に対して投入する公的資金は約6兆円らしい。

世界経済を操り飛ぶ鳥を落とす勢いだったロンドンもアメリカ発の恐慌に巻き込まれ、
シティーの金融街は多くの金融マンが職を失っただけでなく、
金融に関して保守的なフランスやドイツの避難を浴びているが
イギリスの通貨であるポンドも去年付けた最も高いレートだった250円から
なんと8年前のレートの170円まで落ち込んでいる。

今日の出来事
知り合いがこのレートのよさから景気よくロンドンに遊びに来たが迎えるこっちは手持ちのポンドが3分の1の目減り・・・。ロンドンで生活する限り円に換金する必要はないから関係ないのだけど、なんだかやるせない。
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史実上古代エジプト以来の世界最大の黄金像 [ロンドンのイベント]

大英博物館では2009年1月25日まで
英国内の有名な彫刻家の作品が展示されている。

アントニー・ゴームリー作の
エンジェル・オブ・ザ・ノースの縮小像が
博物館エントランス付近に展示されていたりするけれど、
とくに注目されているのは世界最大の黄金像と言われている
マーク・クインによる英国を代表するモデル、
ケイト・モスの3億円の黄金を使った
予想取引価格が20億円とも言われる黄金像。



今日の出来事
美しさを追求したとか・・・あらゆる意味で眩しすぎて、目眩でくらくら。


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ロンドン中心部に位置し立地条件は素晴らしいものの建物自体は低所得者用の公共住宅に充てられ [ロンドンでの日常]

あまり歓迎される場所とは言えなかった1960年代前半に建てられた
ブランズウィック公共住宅群は最近になって再開発プロジェクトで
ショッピングが楽しめるオシャレな複合開発地域に生まれ変わった。
生まれ変わったというより経済的問題により中断していた
パトリック・ホジキンソン教授による建物を含む一連の都市計画が
40年の時を経てようやく完成したと言える。
ちなみにニーブ・ブラウンによって1970年代後半に建てられた
アレクサンドラ・ロードも同じような階段状の未来的な建物で有名。



アレクサンドラ・ロード


ブランズウィック
今日の出来事
とても40年前の設計とは思えないモダンな建物に伝統と改革が同居するロンドンが現れている。
築100年以上の建物が歴並ぶ史の長いロンドンだけに都市計画も100年単位かどこかのんびりしている。


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なぜか日本の玄関のドアが外側に向いて開く不思議 [ロンドンでの日常]

日本ではドア式の玄関と引き戸式の玄関は同じくらいの比率だろうか。

日本とイギリスの日々の違いを挙げていたらキリがないけれど、
不思議なのものの一つがヨーロッパの玄関のドアは内開きなのに
日本の玄関のドアは外開きに開くこと。
ヨーロッパのドアが内側に開くようになっているのは、
ドアの歴史が長いだけにちゃんと合理的な理由があり、
その一つが防犯。
外側に開くドアだと蝶番が外に出てしまい、
蝶番のピンを抜けば簡単にドアが破られるし、
ドアロックの位置もドアの隙間からのぞけてしまう。
さらに災害時も危険だ。
地震などでドアの前に何かが倒れてドアを塞いでしまうと、
内側に開くドアならまだなんとか退けようもあるけれど、
外側に開くドアならもうお手上げになってしまう。
なお日本の玄関のドアが外向けに開く
明確な理由が分からないけれど、
靴を脱ぐ場所が必要だからかも知れない。


今日の出来事
ちなみにロンドンではドアにライオンのドアノックが付いている家が多い気がする。
朝は4本、昼は2本、夜は3本の足になる生き物は?という有名なスフィンクスのなぞなぞの通りライオン=スフィンクスが家を守るお守りと願いを込めているからだそう。
それで大事な建築物の前などにもライオンの銅像があったりする。

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ひっそりと建物の荘厳さを主張するローマ帝国時代の名残 [ロンドンでの日常]

ロンドンの歴史的建築物はパルテノン神殿のような
ギリシア式ファザードのデザインを取り入れていたり、
美しいアーチやドームの屋根を持つローマ式の建築様式が採用され
雨ばかりの曇った空と重厚な石の重みで暗い感じがするけれど、
反面、歴史的な雰囲気の魅力ある町並みを見せている。
そんな重厚な建物群は大抵建築された年などが刻まれているけれども、
ギリシアやローマ建築にはアラビア数字が似合わないために
装飾の一部としてローマ数字を使っていたりする。



今日の出来事
日本でも西暦の数字を入れるのはフォーマルな感じがしないからか元号が使われたりするようなものだろうか。 ローマ数字は1を表すIとV=5,X=10,L=50,C=100,D=500,M=1000などを組み合わせて表す。上の画像は1910年、下の画像は1833年。ちなみにドイツ語は10の桁でも1の位から読むらしいけれど、なぜか100の桁は頭から読み、フランス語に至ってはなぜか70以降を表す言葉がないためにそれ以前の数字を使ってかけ算と足し算で表したりする。どうやって日常生活を送っているのか不思議だけれど、これもローマの影響なのだろうか。

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天使とは、美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のために戦う者である [ロンドンのミュージアム]

白衣の天使といえばこの人をおいては語れないフローレンス・ナイチンゲール。

オスマン帝国(トルコ)を巡り、フランス、サルデーニャ王国(イタリア)
そしてイギリスの同盟国とロシアが対立したクリミア戦争中、
裕福な家庭で育ったお嬢様にも関わらず看護婦として志願し前線へ従軍。
兵舎病院での40%以上の死者数を5%にまで減らすなど多くの兵士を助け、
看護婦の地位を向上させ病院施設の設計に看護学校も創設した偉大な人。
そんなナイチンゲールが医療の効率化を目指し病院のレイアウトを設計し、
世界で初めての看護学校としても開設した建物がロンドンのシンボル、
ビックベンの対岸に位置する900年以上の歴史を持つセント・トーマス病院。
ナイチンゲール時代は7棟連なった石造りの美しい建物だったが残念ながら
対岸のビックベンをつなぐ橋の工事のためにその半分以上が取り壊された。
今では壊された部分に近代的なビルになった病棟が建てられているものの
ナイチンゲール博物館も運営されている。


今日の出来事
そもそも発端はトルコを巡るロシアとフランス、イギリスの利権争いだった訳でロシアの侵略からトルコを守るなんて連合軍の戦争大儀はお題目に過ぎないし、ナイチンゲールが献身な努力で兵士の命を助け、戦争経費が加算で国が傾いている時にイギリスの金融街ではここぞとばかりにロシアに多額の利子を付けて貸し出していた・・・
人の命なんて国家間の利益の上ではどうでもいいと言っているようなものだろうか。
間違っても苦悩する国家のためでなく人のために戦いたいもの。
・・・やっぱりどんなものに対しても戦うのは避けたい。

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シティーの歴史を今にひっそり語るセントメアリー・アックス・とセント・エセルバーガーズ・センター [ロンドンのイベント]

セントメアリー・アックスはガーキン(キュウリ)と親しまれている、
ノーマン・フォスターデザインのエコでハイテクな超高層ビル。
セント・エセルバーガーズ・センターは平和のためのセンターだけれど、
1992年以前は全く違った場所であった。
ガーキンの建てられている場所は歴史的にも経済的にも重要な
バルチック海運取引所があり、ロンドンのシティーを代表する
中心的シンボルであったが1992年に250年を祝うことなく、
IRAの自動車爆弾により爆破され再建不能となった。
翌年1993年にはビショップスゲート爆弾テロがあり、
シティーに唯一残る中世に建てられた500年の歴史を持つ
セント・エセルバーガーズ教会を粉々にした。
2000億円近い被害をもたらしたIRAの自動車爆弾テロは
多額の費用と歴史的建造物を失ったが、
バルチック海運取引所は近代的な超高層ビルに
セント・エセルバーガーズ教会は4億円をかけ可能な限り復元した。



今日の出来事
今日もオープンハウスだったが今年こそはと狙っていたガーキンは不参加。ガーキンがだめならとセント・エセルバーガーズ・センターに狙いを変更。
余談だけれどもロンドンの中心部に車で入るためには渋滞税を払わなければならない。払わないと全ての道路で車のナンバーだけでなく車自体も識別されてしまうほど高度な監視を行っているけれどもビショップスゲートの事件がトラウマになり自動車に対しての異常な警戒を一般市民にそれとなく悟られないようにさらりと実行した結果と言う憶測も存在する。
IRAとは和平交渉が実現したと思えばイラクを初めとするイスラム教との対立。テロに終わりは来るのだろうか。

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古代バビロニア帝国時代、紀元前1200年から続く世界最古の一神教 [ロンドンのイベント]

エジプト文明もすごいけれど世界にはエジプト文明よりもすごい文明があった・・・

どこからともなく現れたシュメール人による文明メソポタミアは
エジプト文明以前に文字を持ち、車輪を発明し、乾電池を使って金属をメッキし、
この時代にすでに遺伝子組み換えによる農作物の品種改良を行っていた。
信じられないほど高度な文明を誇っていたがバビロニアの支配を受けて消滅したが、
メソポタミアに続くバビロニアは有名なバベルの塔を煉瓦とアスファルトで固めて建築し、
世界7不思議に登場する空中庭園を築くなどシュメール人譲りの高度な文明を誇っていた。
そんなバビロニア時代に教祖を持つ現代的な宗教として確率されたのがゾロアスター教。
(ちなみにユダヤ教やキリスト教の始まりであるモーセは紀元前1280年。仏教は紀元前500年)
そんなゾロアスター教の欧州本部がロンドンにひっそりと存在する。
1936年にThe Grosvenor Cinemaという映画館だったゾロアスター教の欧州本部は
象の鼻とよばれるアールデコの美しいデザインで歴史的建造物に指定されいたが、
末期にはパブとして利用されていたものの廃業し建物のダメージが酷いまま放置されていた。
ゾロアスター教は2000年に約4億円をかけてそんな映画館を修理し当時の美しい姿を復元した。



今日の出来事
今日はオープンハウスという普段入れない建物に入れる日だったので興味深いゾロスター教へ潜入。意外に中が普通の映画館のままだったので残念。いや。すばらしい。
ゾロアスター教の人の話では建物に対して尊敬があるために当時のまま再現しました。とのこと。
迫害の歴史を持ちながらも他の文化にも尊敬を持つあたりゾロアスター教の善の神の勝利を垣間見る

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都合が悪いために教科書から削除されている歴史

日本の教科書はよく隣国から歴史について文句を言われているだろうか。
歴史は真実に関係なく勝ったものが都合のいいように作る記録と言える。

そんなイギリスの教科書には自国にとって都合の悪い
アヘン戦争について触れられていないものもあるし、
東アジアの近代史の地図は自国のことを棚に上げ、
いきなり日本帝国が占領した地図から始まっていたりする。
ちなみにアヘン戦争は貿易格差から黒字に転換したいイギリスが
中国にアヘンを密輸し中国国内経済が崩壊の危機に瀕した。
中国が取り締まりを強化しアヘンを閉め出した為に戦争に突入。
結果中国は敗北し不平等条約の締結と香港をイギリスに奪われた。
もちろんイギリスは謝罪もしてなければ中国も謝罪を要求していない。

今日の出来事
その醜悪なコンクリートの外観から誰からも嫌われているものの、天文学的な総工費をかけて建築したバービカン・センターで中国人アーティストによるアヘンがテーマの作品展が行われていた。
良くも悪くもタブーだと思えそうなアヘンをテーマに渦中の中国人に作品展をさせる自虐さはさすがにロンドン。


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人間、生まれてくるとき泣くのはな、この阿呆どもの舞台に引き出されたのが悲しいからだ。 [ロンドンでの日常]

なんて言っているのはシェイクスピアのリア王。
彼の作品全般に言えるけれどもその表現はいい得て妙である。
そんなイギリスだけでなく世界を代表する詩人
シェイクスピアの演劇が行われていたのが
セントポール大聖堂のテムズ川対岸に位置するグローブ座。
1644年に取り壊されたものの350年以上の時を経て
1997年に忠実に復元されかつてと同じように
シェイクスピアの戯曲が夏の間だけ上演されている。



今日の出来事
リア王を観客席まで役者が現れるので通なフリして張り切って立ち見席にしてみたものの3時間も立ってられない。
前半が終わったトコロで出てきてしまった。
それにして名作品には名言がつきもの。


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毎年夏に2カ月間開催される世界最大のクラシック音楽フェスティバル [ロンドンのイベント]

毎年夏に2カ月間ロイヤル・アルバート・ホールで開催される世界最大のクラシック音楽祭

BBCプロムナードコンサートは英国国営放送が手がけ、
コンサート内容はもんろんテレビでも見ることができるが
NHK教育テレビでも放映されているみたいだ。
クラッシックコンサートに慣れ親しんでもらおうという
コンセプトの元に始まった音楽祭ながら今では、
クラシック意外にも各国の民族音楽なども演奏されている。



今日の出来事
130年以上も前に建築されたロイヤル・アルバート・ホールは規模では全くおよばないもののローマのコロッセオのよう。
ちょっと風変わりなものをと今日のBBCプロムスは世界から選ばれた前衛音楽。

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ロンドン郊外の、のどかなホップ農園で毎年開催される過激な展示会 [ロンドンのイベント]

ロンドン郊外、ケントで1982年から毎年開催されている
「戦争と平和の展示会」は世界最大の軍事車両の展示会で
一般人が持つ大戦当時から現代までの軍事車両が展示される。
飛行機や戦車まで歴然と農園に並ぶ姿は唖然とするのだけれど、
もっとも圧巻なのは第二次大戦を再現した模擬戦闘。
観客席からすぐの場所で軍人らによる本格的な演習が始まり、
空砲ながら戦車が火を噴く姿は戦争というものを直に感じさせる。



今日の出来事
「戦争と平和」といえばトルストイ。戦争と平和いうものを赤裸々に語るという意味ではこの展示会はトルストイに通じるものを感じるけれど、軍隊による勝利は真の勝利と呼べないという皮肉を感じるのはイギリスのブラックユーモアに慣れすぎた為か。。。

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ロンドン郊外にひっそり佇む偉大な7姉妹 [アウト オブ ロンドン]

セブン・シスターズと聞けば石油メジャーにロックフェラーと
かつては世界を牛耳った7大石油会社を彷彿とする。

ギリシア神話に登場する7姉妹といい、
偉大な7つを表す「セブン・シスターズ」は
いろんなところに使われいるようだけれど、
ドーバー海峡にある小さな街イーストボーンには
巨大な白亜の断崖絶壁「セブン・シスターズ」がそびえ立つ。



今日の出来事
引き潮の時なら崖下の海岸線沿いを散歩できるけれど今日は満ち潮なので崖の上から散歩。
7つの丘が連なるらしいけれど風が強いのと巨大すぎて3つ越えた辺りで散策は断念。
そもそもフォーマルな服装で来たのが間違い。
おもむく方は登山ばりの服装で。



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ドイツ、オーストリアとスイスの国境に挟まれた湖上の神聖ローマ帝国貿易都市 [アウト オブ ロンドン]

コンスタンツ湖はライン川が流れ込む
ドイツ、オーストリアとスイスの国境に挟まれた戦略上重要な湖で
湖畔には飛行船で有名なツェッペリンが生み出されたフリードリヒスハーフェンに
ローマ帝国時代に貿易の拠点として作られた湖上の自由貿易都市リンダウなどがある。

かつて航空業界で栄華を誇ったフリードリヒスハーフェンは
戦争中に激しい攻撃を受けてその座から遠のき、
貿易で栄華を誇ったリンダウは船舶輸送の衰退から貿易が無くなった。
しかし共に美しい湖畔の風景から観光地として第二の栄華を誇っている。



今日の出来事
湖畔に佇み湖でとれた魚のサンドイッチをほおばりながらドイツ旅行最終日をのんびり過ごす。


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